【キモノ】久しぶりのお茶でした。
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[雨のち曇り]
今日は二十四節気の「清明(せいめい)」。
[暦便覧]の説明は「万物発して清浄明潔なれば、此芽は何の草と知るるなり」。
七十二候の「玄鳥至(つばめきたる)」。
つばめが南からやってくる頃。
おお、こういうときこそ、
←この染名古屋帯を締めないとでしたね!
ちょっと、芹沢銈介の型染めみたいなデザインで、「つばめ」「てふてふ」「すすき」と、季節をイメージする言葉で表現していて好きなんです。
「静岡市立芹沢銈介美術館」
http://www.seribi.jp/
「東北福祉大学芹沢銈介美術工芸館」
http://www.tfu.ac.jp/kogeikan/
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勝田ナセンにお邪魔して、捺染作業を見学させていただきました。
◆勝田ナセン= http://www4.ocn.ne.jp/~katuta/
HPによりますと……「捺染」とは、顔料や染料を捺印して模様をつけ、熱処理などの加工をし、布に染着させる方法。一般に言う「プリント」のことだそうです。
「勝田ナセン」では、手作業によるハンドスクリーン捺染(型染め)、おもに絹・綿・ポリエステル・レーヨン・アセテートによる、風呂敷・スカーフ・ハンカチ・手ぬぐいを、白生地から整理まで行っているとのこと。
見学させていただいた日は、風呂敷をいろいろ染めていらっしゃいました。
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先日、友人の誘いで千葉の佐倉にある「国立歴史民俗博物館」に行ってきました。
展示テーマは[紅板締め - 江戸から明治のランジェリー -]〈2011年9月4日(日)まで/企画展示室/一般 830円〉
「紅板締め」ってどうやって染めるのかしら? 興味津々です。
サイトの展示説明によりますと……、
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江戸時代後期から明治時代にかけて隆盛した「紅板締め」についての展示です。
紅板締めは型板(模様を彫刻した版木)に生地を挟んで染めあげる染色技法であり、京都が主たる生産地でした。その製品は、襦袢・裾除・下着といった女性の内に着る服飾に多用されていました。技法には不明な点が多く、そのため幻の染色とも言われています。
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展示品は、実製品だけでなく一緒に型板(の裏表)も並べてみるできたことによって、企画者が《紅宇伝来の道具類をもとに、制作の工程を示し、いまだ多くのこる技法の謎をひとつでも解明していこう》と試みた成果を目の当たりにでき、その魅力をかいま見ることができました。まあ、なんと言っても、普通は人前にはでない部分(下着や襦袢)に使われたものなだけに、実製品を多数みることができたのもよかったですね。
購入した図録も素晴らしかったです! 興味のある方には、できれば本物をみていただきたいですが、それがムリなら、せめて図録だけでも手に入れることをお薦めします。
もうひとつ、特集展示として「妖怪変化の時空」が開催されていました。
風聞(ふうぶん)と怪異・妖怪」「歌舞伎の中の怪談・妖怪」「妖怪絵巻の世界」「妖怪絵師列伝」の4つのテーマで、関係する資料を展示していました。そんなに大きくない展示室での展示でしたので、どのテーマも数点ずつの展示ではありましたが、当時の想像力を楽しく拝見しました。
展示資料によりますと、《本館では、2001年に開催した企画展示「異界万華鏡—あの世・妖怪・占い—」を機に、積極的に怪談・妖怪関連資料の収集に乗り出しました。怪異を扱った錦絵や摺物、妖怪本など、江戸時代から明治時代にかけて制作された資料を中心に収集を図り、900点を越える「怪談・妖怪コレクション」に成長しています。》ということだそうですので、こちらの展示も楽しみですね。
以下、オマケ写真は、〈左〉は佐倉駅近くの「洋食dining 茜家」でのランチの様子。ちょっと豪華なコースで友人に内祝いしてもらいました(お気遣いアリガト)。〈真ん中〉は、「佐倉駅」で降りなきゃいけなかったのに、本を読んでいたら、いつのまにか隣りの「大佐倉駅」に着いてました。全然駅前の景色が違うじゃん。で、〈右〉は、船橋駅前の船橋FACE内にある「月の雫」での様子。注文したもの(四種)が一度に出てきて焦った(;´д`)とほほ…。
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京紅板締め 販売元:セブンネットショッピング(旧セブンアンドワイ) セブンネットショッピング(旧セブンアンドワイ)で詳細を確認する |
上州風 26(2007・春) 〈特集〉紅板締めを復元/男のきもの学坊/チンドン屋/館林美術館を遊ぶ 販売元:セブンネットショッピング(旧セブンアンドワイ) セブンネットショッピング(旧セブンアンドワイ)で詳細を確認する |
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後染め(プリント)浴衣といえば、今はコーマ生地平織り木綿が主流ですが、昔(江戸時代)は真岡木綿が主流だったそうな。でも真岡木綿って、基本先染めだし、しかも手紡ぎ・手染め・手織りで行われるのが特徴とのこと。今のように後染め向きの生地ではないようです。(真岡木綿については、「とちぎの伝統工芸-とちぎふるさと学習」HPの「真岡木綿」ページに詳しいです。)
今でも浴衣や手ぬぐいに使われる上等な木綿の生地のことを「特岡」といいますが、上記のHPによりますと、真岡木綿の「岡」だそうです。
この↓二枚は、洋服生地から作った浴衣です。
コーマと比べると、若干生地が固めではありますが、面白い柄がいっぱいありますので、これからももっとチャレンジしてみたいですね。
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木綿単衣といっても、実はいろんな生地があって、なにげに楽しいもの。
←左は、伊勢木綿の単衣です。品のよい縞柄に惚れて購入しました。伊勢木綿については、「臼井織布」のサイトに詳しく紹介されていますので、そちらをどうぞ。
←右は、綿ちりめん。昔は結構普及していたようですが、最近は目にする機会が少なくなったように思います。この単衣は、取材に行った先の呉服屋さんが扱っていた反物の一本で、あまりに美しい織りと色に惚れて購入してしまいました。でも、あまりに綺麗な色過ぎて、仕立てて三年経ってしまいました。なんとか今年は着て出かけたいもんです。
←左は、綿紅梅地。
ここ数年濃い色目の浴衣ばかり着ていたので、思い切って白地を買ってみました。最近はこの生地の既製品が安く出回っていたりして、意外に織りやすいのかしら。昔呉服屋でこの生地を売っていたときは、けっこうな高級品だったように思ったのですが。
右↓の夢工房の撫子柄の浴衣も綿紅梅です。
以下の3枚は、どれも綿絽です。
同じ綿絽でも真ん中にある、↓義母の白地に藍の柄の浴衣は、下着の線がうつりそうなので、主に自宅で羽織っています。
左↓の遠目に鹿の子のようにも見える紫色の小花が全面に散っている夢工房の浴衣や、右側の金魚柄の浴衣は、どちらも地色が濃くて、あまり下着はうつらないのが嬉しいところ。
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ここ数年の灼熱の暑さに、着るものも買うものも、麻入りの浴衣ばかりのような気がします。
【1段目】左は、竺仙(ちくせん)のモダンな鰹縞のしじら織単衣。 真ん中はほかの2枚より麻の割合が多めで、全体にシワ加工されていて、着心地はこの中で一番。右のトンボ柄は、渋い色の配色なのだけど着ると意外にキリリとなるので、お気に入りの一枚です。
【2段目】左は、麻多めの絣織りの縮み単衣。着心地抜群ですし、意外とシワが目立たないです。まんなかは麻が60%以上なので風合いはほぼ麻の単衣です。
右側は、6月14日の半幅帯の紹介のところでも書きましたが、義母よりいただいた麻入りの浴衣です。仕立てももちろん義母です。
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友だちに浴衣を着てもらおうと思い、とりあえず着られそうなものを整理してみることに。
まずは藍染めの木綿単衣から。
【1段目】この3枚はどれも片貝木綿。板締めが2枚と、縞柄が1枚。つい定期的に反物を買ってしまうので、どうしても似たような感じになてしまうのでした。真ん中の単衣はまだ1度しか袖を通していないので、今年はいっぱい着たいもんです。
【2段目】左側は、阿波しじら織りの単衣。貰いものなんですが、とっても着心地が良くて、なにかにつけて着ています。で右側は、15年ほど前に、盛岡の光原社で買い求めた、芹沢けい介デザインの綿紅梅地で作った単衣です。もったいなくて、実は一度だけSF大会で着たきり。涼しい生地なので、今年こそ着てでかけたいもんです。
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