【きもの】飾り紐と帯締のちがいについて。
[晴れ]
友人に、撮影衣装に使う振袖用の変わり結びをした二部式の作り帯を、頼まれてふくら雀風の変わり結び帯と、片流しの変わり結び帯を作成してきました。
そのときに、「飾り紐を使うと、イメージが変えられて便利ですよ」とお話してのですが、
あとで、「帯締となにか違うのか、よくわからない」と、いうお話を聞き、見たことがないものを言葉だけで説明しても、わかりにくいものだなあと実感。
ということで、実際に変わり結びの事例と、帯締と飾り紐を並べて写真を撮って、説明してみました。
←上から、2本は丸組の帯締。
3番目は、鎌倉彫の帯留を通している帯留(平組5分紐、普通の帯締より20センチくらい短い)。
そして、4番目以降は、すべて飾り紐なのです。
4、5番目の細紐にはトンボ玉が通っていて、浴衣の帯飾りとして売っていたもの。
帯飾りというのは、半幅帯を締めたときに、帯締部分に飾りに締めるもので、長さは帯締とほとんど同じです。
その下は、すべて飾り紐いろいろ。
←こちらに、飾り紐だけ並べてみました。
真ん中の飾り結びは、飾り紐を自分で菊結び風に結んだもので、長さがあるので、こういうこともできて、とても便利ですね。
←下の2本は、帯締の半分の長さで、左右の端に装飾がされていて、無地の飾り紐の数倍の価格で売られています。
では、実際にどんなふうに使うかというと、
↓こんな感じ。帯結びは、「雄蝶雌蝶結び」。
手先部分で作った右側の蝶々の三つ山ヒダを飾り紐で止め、余った部分をリボン結びすることで、簡単かつ豪華な帯結びとなりました。
ちなみに、↓前はこんな感じ。
で、飾り紐を使わない場合の、右側の蝶々の作り方は、
綿テープで、結び目の下に引き止めています。
| 固定リンク
| トラックバック (0)