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【日常&お茶】初釜の主菓子といえば。

[曇り]
朝から寒いので、まずはいつものウールに着替えてから活動開始です。
ホットカーペットに座ってMacでブログを書いていると、指先がかじかんできちゃいました。ううむ、室内も寒くなってきているのかも……。
20160123_01

先日、友人よりお茶のお誘いをいただいたのだけど、時間に余裕がなく断念。あとで、会の様子をLINEしていただきました♪
お菓子は、赤坂にある「御菓子司 塩野」菱葩餅と干菓子。菱葩餅というのはいわゆる「花びら餅」のことで、始まりは裏千家の11代目玄々斎が「御粽司 川端道喜」に相談して初釜用の主菓子(御菱葩)として作ってもらったもの。ほか由来については、「茶寿器(ちゃじゅのうつわ)」で有名な京都の和菓子屋さん「甘春堂」のサイトに詳しく紹介されていますが、http://www.kanshundo.co.jp/museum/yogo/hanabira.htm
半月の白い求肥からほんのり紅色が透けて、なんとも雅な姿の和菓子です。。。ちなみに表千家の初釜用の主菓子は常盤饅頭という薯蕷(じょうよ/上用)饅頭です。

お軸は「閑坐聴松風」(かんざして しょうふうを きく)。
閑坐」というのは、心閑かに座ることです。
芳賀幸四郎芳賀幸四郎『新版一行物―禅語の茶掛〈上巻〉』では、その座る場所は、樹下石上や清浄な禅堂や、閑静な茶室えなければならぬことはない。わが家の茶の間であってもよい、と語ります。
また「松風」も、松籟だけとはかぎらない。杉風でも欅の鞘を揺るがせる風の音でもよいし、茶釜の煮えの音(まさに松風)でもむろんかまわないと。
問題は「何をくか」だとおっしゃっています。
心の耳で聴き、肚でよく味わってしみじみ聴くこと。そして松風の音を通して宇宙の大生命の息吹を聴き、それと合一する境に遊ぶことだと!
最近、なにするわけでもないのに忙しく感じていましたが、このお軸を読み、ふと「忙中閑(ぼうちゅうかん)あり」という言葉を思い出しました。少しの間でよいので、静かに座って心の耳で松風を聴くゆとりを持てるように過ごしたいものです。

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