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【きもの・お茶】桑小卓にサザエの蓋置が良く似合う

今日は、七十二候の「腐草為蛍(かれたるくさほたるとなる)」。腐った草の下から蛍が生ずるという意。
 夜には雨になるというので、とりあえず湿気に強い生地のきものを着ておでかけしました。せめて帯のほうは、トマトやキュウリなどの野菜柄の染九寸帯という、今日締めないと来年まで出番がないものを頑張って締めたのでした。
【帯/045】http://kimono-wonderland.cocolog-nifty.com/blog/2010/08/0452-e0ee.html Dsc_2964 20150618181938 20150618181959

今月の主菓子は、如水庵の「小さなトマト大福」でした。ごちそうさまです♪
http://www.josuian.jp/products/daifuku04/
20150611143206_photo お店のサイトで《熟したフルーツミディトマトを自家製白あんと柔らかいお餅で優しく包み込みました。》と紹介されている通り、ジューシーで甘いトマトと白餡は相性バッチリでした。
20150611143449_photo ←ひと口いただいたところ。
ちょっとリアルすぎか(汗)
20150618181915

今日のお棚は桑小卓です。香炉卓であった桑小卓を、表千家七世・如心斎(じょしんさい)が、点前用に用い始めたといいます。
桑の若葉が伸びるのは5月~秋にかけて、梅雨明けの時期に最も良く伸びると言われ、そのため桑小卓は特に6月7月に用いられることが多い小棚です。
決まりではないですが、桑小卓には平建水とサザエの蓋置が良く使われます。(唐金の平建水は七代如心斎好み。)
蓋置といえば、有名なものとして千利休が選んだとされる七種類の蓋置というのがあります。
「栄螺(さざえ)」のほかに、「蟹(かに)」「一閑人(いっかんじん)」「三人形(みつにんぎょう)」「五徳(ごとく)」「三つ葉(みつば)」「火舎(ほや)」で七種類。
「栄螺(さざえ)」の蓋置は独特なかたちをしているので、扱いも少し特殊です。
基本的に口を上にして使いますので、建水に仕組むときも口は上にして横向きに、尖った貝の先を火の方に向けるように仕込んでおきます。お棚に飾るとき打ち返して口を下にむけますが、同じく尖った貝の先を火の方に向けておくのです。

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