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【キモノ】浴衣を着ませんか。[浴衣のこと/テキスト篇]

浴衣のこと

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■着装のポイント
 ◎変わらぬポイント 三つ
  ☆背縫いを背中心にあわせます
  ☆おくみ線はおはしょりのところで上下一本にします
  ☆上前と下前のおはしょりが一枚になるよう整理します

 ◎変化するポイント 四つ
  ☆衣紋……指三本から握りこぶしひとつ抜きます
  ☆衿合わせ……のどのくぼみより指一〜三本開けます
  ☆裾線……くるぶしが隠れる程度
  ☆褄先の上がり……下前七、八センチ。上前は下前の半分ほどあげます

■浴衣を着るときに気をつけること

  • 今でこそ夏祭りや花火大会で着られている浴衣は、本来湯上りに素肌にサラッと着るものでした。盛夏を涼やかに、でも艶やかに着こなしたいものですね。といって、衿合わせを開けすぎるといやらしく見えますし、なにより着崩れの原因になりますので気をつけて。
  • 色とりどりの浴衣は化学染料を使用しているものがほとんどです。化学染料に被れることもありますので、素肌に直接着ずに肌着と裾除けをつけるようにしましょう。
  • できるだけ素肌に着ているような感じに仕上げたいので、補整は最小限に。ただしウエストがくびれている方は、そのままでは帯結びが下がってしまうので気をつけて。
  • 化粧はナチュラルに、髪型もすっきりと。
  • 足元は基本的に素足に下駄となります。足爪のお手入れも忘れずに。現代柄のカラフルな化学染料の浴衣なら、水着のときと同じように浴衣に合わせペディキュアも楽しいです。
  • 浴衣のなかには、単衣着物として着ることのできるものもあります(綿紅梅や綿絽 などなど…)。その場合は、普通の着物着装と同じように長襦袢を着て名古屋帯を結び、足袋に草履でお出かけできます。

■語源、浴衣姿今昔

◯ 「浴衣」の語源は[湯帷子(ゆかたびら)]からきたといわれています。湯帷子というのは、平安時代にお公家さまが湯に入る際にまとった白麻の単衣着物のことで、江戸時代、徳川家でもこれにならっていたそうです。江戸時代末期には湯から上がって身体を拭くときに用いられていました。

◯ 今のかたちになったのは、江戸時代の元禄から文化文政、そうです江戸文化が花開いた時代。庶民が銭湯に行くようになり、その際湯上りに直に素肌に着たものが浴衣だったのです。
庶民に対して出された絹布着用禁止令によって木綿が普及。それとともに浴衣は夏の普段着に欠かせないものになっていったのです。

◯ 従来の染め方は大きく分けて四種類。
[長板・注染・籠づけ・絞り]
[長板(ながいた)]節目の少ない良質の樅(もみ)の一枚板(長さ約6.5メートル、幅約42センチ、厚さ約2.5センチ)の長板に生地を張り、型紙を置いて染めます。
[注染(ちゅうせん)]手拭い染の応用である注染は、約九十センチの大きさの型紙にあわせて糊づけを行いながら折りたたみます(糊づけの方法から、折付中型ともいいます)。そのあと染料を布地の上に注ぎます。一度に二反分が染められます。
[籠染(かごぞめ)]両面染の浴衣に使われるのが籠染です。型が打ち抜かれていて黄銅版を腐蝕させて作られたの円筒を「籠(かご)」といいます。機械にセットされた二種の籠が、生地を挟むようにして裏表同時に型つけします。
[絞り]染色技法・天平の三纈(さんけち)のひとつ「纐纈(こうけち)」技法。最大の特徴は絞ることで生地に凹凸ができサラリとした肌触りとなることでしょう。特に有名なものとして有松鳴海絞りがあります。江戸時代四百年以上前、江戸時代より浴衣地として着られています。

◯ 現代は、昔ながらの藍染めだけでなく、化学染料によるカラフルで新感覚のデザインにより、洋服感覚で気軽に楽しめるものが増えてきました。とはいえ浴衣はあくまでも家庭着、遊び着です。気軽に日頃着られないような大胆なものにもチャレンジしてみてはいかがでしょう。

    ※「天平の三纈(さんけち)」=  夾纈(キョウケチ/板締め絞り)
      ・纐纈(コウケチ/絞り染)・臈纈(ロウケチ/ろうけつ染)

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