【ファン交】SFファン交流会、8月例会無事終了しました。
おかげさまで、8月例会も無事終了しました。
アンケートで企画を盛り上げてくださった皆さまには感謝です。
今回のテーマは、「〈未来の文学〉の過去・現在・未来」ということでしたので、まずは〈未来の文学〉ができるまでを担当編集者の樽本周馬さん(国書刊行会編集部)にお尋ねすることから企画はスタートしました。
ゲストの方々のお気に入りの作品は、高橋良平さんが『ベータ2のバラッド』、牧眞司さんが『宇宙舟歌』は当たり前として、『アジアの岸辺』『限りな
き夏』、林哲矢さんも『宇宙舟歌』は当然で『グラックの卵』『ゴーレム100』、catalyさんまで『宇宙舟歌』と『デス博士の島その他の物語』『ゴー
レム100』とのこと。編集の樽本さんには特に……という作品についてお聞きしたところ、『グラックの卵』と『ゴーレム100』をあげてくださいました。
今回、初めてアンケートを作り一ヵ月弱twitterを中心に告知をさせていただき、20名ほどの方よりご協力をいただきました。複数回答にてカウントをとった結果は以下の通りです。
1位『デス博士の島その他の物語』
2位『ケルベロス第五の首』
3位『ゴーレム100』
4位『アジアの岸辺』
5位『グラックの卵』『ベータ2のバラッド』
ジーン・ウルフの作品が1、2位を独占という結果でしたが、実際にこの2冊は売れ行きも良かったそうですので、結構良い感じの結果が(笑)。
刊行作品のお話のあと、[現在]ということで、最新作の『ダールグレン』について、高橋良平さんと牧眞司さんにお話を伺いました。
高橋さんのお話は、7月30日のイベントの二次会(7/31に紹介)で少しお話してくださった「THE MOTION OF LIGHT IN WATER」のことも改めて紹介してくださったり、ディレイニー自身のことを中心にお話してくださいました。
「SFマガジン 2011年9月号」のサミュエル・R・ディレイニー再入門企画のなかで、『ダールグレン』タイムライン作成を担当した牧さんは、特に作品の楽しみ方についてお話してくださったりと、役立つお話が盛りだくさん!
最後に[未来]ということでこれからの刊行についてお聞きして、あっという間の3時間を過ごしました。
デス博士の島その他の物語 (未来の文学)
著者:ジーン ウルフ,伊藤 典夫,柳下 毅一郎 |
ケルベロス第五の首 (未来の文学)
著者:ジーン・ウルフ |
ゴーレム 100 (未来の文学)
著者:アルフレッド ベスター |
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