【半幅帯/023】青緑と黒の市松模様の帯と「チューリップ」のこと
昨日のウールは、柿色地に縞目の間に青と緑で花柄が描かれているのですが、よくみると、桜模様なんですね。青緑と黒の市松模様に織られた半幅帯を合わしてみました。
それにしても、「さくら開花前線」予想では、東京で「3月30日」なのに全然暖かくなりませんね。今年はなんだかお花見キブンにはなれそうにありません。開花といえば、わたしの大好きなチューリップも同じ頃から咲き始めます。
横浜では毎年4月中旬に「よこはま花と緑のスプリングフェア」を開催しているそうで、今年も開催の模様です。(「ステージイベント」は中止になりました)
特に横浜公園では、16万本のチューリップが咲くとのこと。大好きなチューリップをいっぱい見れば、身も心も癒されそうです。親指姫ゴッコもいっぱいできるかな。
そういえば、チューリップって別名、鬱金香(ウコンコウ、ウッコンコウ)って言いますよね。なんだかヘンな名前なので、ググってみたら、岩崎常正が『本草図譜』でチューリップを「鬱金香」と紹介したのが最初だそうで、その当時はまだ日本にはない植物だったそうです。その後、明治中旬に、彼が引用した李時珍の『本草綱目』の鬱金香は、チューリップとは全く関係のない植物だったと判明。つまり「誤用」だったわけですね。
■国立国会図書館 「貴重書画像データベース」より
←これが『本草図譜』で紹介されている鬱金香(チューリップ)。 [本草図譜 第1冊 巻11芳草類下之上]
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