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【帯結び】ちょっと華やかに袋帯を締めてみる。

振袖を自分で着てお出かけしたいという友人のために、簡単にできるちょっと華やかな帯結びをしてみました。これなら、袋帯で角出し風結びをしたことのある人なら、簡単にアレンジできるはずです。

------------------- ◆ひとりで結ぶ「宝結び」◆ --------------------

110308_001_2 〈1〉仮紐(1)を使って結びとします。帯山が下がらないようにするため、背中におしぼりタオルを畳んで挟み込んでおきます。
〈2〉たれ先から15センチのところで、三ツ山ヒダを取り、飾り紐を結びます。飾り紐で結んだところの下側に、仮紐(2)を当て(飾り紐はヒダに挟んでおくこと)、おしぼりタオルの上側にのせるように押さえておきます。 ※仮紐(2)はできれば背部分がゴムになっている紐のほうが良い。

 
 

110308_002 〈3〉手先より20センチのところで、三ツ山ヒダを取りゴムで留めます。
〈4〉ゴムで結んだあたりを背中に当てるようにして、仮紐(3)で仮止めしておきます。 ※自然に斜めになるように押さえておくとよい。

 
 

110308_003 〈5〉仮止めしている仮紐の前側の様子です。仮紐(2)は、胸の上で結んでおきます。帯の上側にあるのが、仮紐(1)、手先を仮止めしている仮紐(3)は帯の下側で結んでいます。
〈6〉帯枕に、あらかじめ帯揚をゴムでとめておきます。 ※帯枕は、角出し用の薄いもの。これは新聞紙で作成。

 
 

110308_004_2 〈7〉仮紐(2)で押さえているところからひと手幅(20cmほど)のところを帯山として帯枕を当て、帯と枕のガーゼを共に左右に引きつつ背に添うように帯山を整えます。しっかり前で帯枕のガーゼを結んだら、帯揚を(特に脇の帯枕ガーゼが見えないように)整理しましょう。 ※ここで、仮紐(2)はとります。
〈8〉↑手先をつつんだ帯は左右に広げておくと、帯のカタチがすっきり仕上がります。

 
 

110308_005 〈9〉お太鼓のカタチは、角出しの要領で、仕上げていきます。たれの余った部分を2枚揃え、
〈10〉胴に巻いている帯の下線より10cm下のところあたりに、帯締(できれば丸組紐)を当て、
〈11〉たれが15cmくらいになるよう折り上げ、帯締が通った決め線部分を、胴に巻いた帯の真ん中あたりに当てて、前に回してしっかり結びます。 ※ここで、仮紐(1)、仮紐(3)を取ります。

110308_006 〈12〉手先の三ツ山ヒダを開き下側を少し持ち上げ、お太鼓部分をふっくら立体的に仕上げます。宝物がいっぱい入っている巾着のようなイメージになれば完成です。

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