【帯/068】帯BOXの整理:偲ぶ会で締める帯
最初は、色無地に銀鼠地に般若心経の織名古屋帯を締めようかと思って準備をしていたのですが、会はもう少しくだけた雰囲気にしたいと思っていると聞き、故人に最後にお会いしたときに締めていたこの帯を締めることにしました。
鹿がとっても可愛い帯なんですよ。
歌のほうはご存じ小倉百人一首のひとつ、
「奥山に 紅葉ふみわけ 鳴く鹿の
声きくときぞ 秋はかなしき」(猿丸大夫)
です。なんとはない切ない物思いな雰囲気が、その日の故人を偲ぶ心のようにも感じられました。
コーデは、こんな感じ。単衣のキモノと帯締はこの日が初おろしとなりました。
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